ニドメの共犯　ネタバレ31話｜変わろうとしない母に絶望し全てを諦めた朔は…？

漫画アプリ「マンガMee」で連載中の「ニドメの共犯」（海老ながれ先生）31話のネタバレと感想をご紹介します。

※文字のみのネタバレですが、内容を知りたくない人は注意してください！

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ニドメの共犯　ネタバレ31話

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神谷朔が中学2年生の頃、朔の家の前。

頭から大量の血を流した朔の母親が、大声で助けを求めています。

母親は学校から帰ってきた朔の服を掴み、殺されると訴えました。

朔は茫然としています。

憤怒の形相をした朔の父親が、後ろから母親の髪を掴んで、家に連れ戻そうとします。

母親は痛がり、助けを求めてわめきます。

朔の友達は怖気づき、走って帰りました。

朔は自分の家がつくづく嫌になります。

朔の家に警察官たちがやってきました。

怒鳴り声が聞こえるという通報があったためです。

朔と母親は並んで座っています。

母親は頭の傷に布を当てています。

警察官は朔の母親に、本当のことを話すように促します。

ところが、母親は父親のドメスティック・バイオレンスについて言いません。

なぜ言わないのか、朔は不思議に思いました。

母親が父親にDVを受けていることを朔は打ち明け、立ち上がりました。

昔から父親は何かにつけて母親を殴っていた、と。

警察官は返事をして、別のところを見に行きました。

警察が父親を連れていくことを、朔は願います。

朔は腰を下ろし、ようやく終わると興奮して言いました。

すると、母親は小声で否定しました。

警察は役立たずだ、と・・・。

朔は目を見開いて母親を見つめました。

母親は昔のことを話します。

朔が小さい頃に入ったシェルターは牢屋のようだった。

携帯電話もお金も奪われ、1日にもらえるお金は数百円。

朔のオムツも買えなかった。

頼る人もいないから、結局この家に戻ってきた、と。

それならと、朔は一緒に逃亡することを提案しました。

俺は高校に行かずに働くから、と。

すると、母親は却下しました。

今までの我慢が無駄になる、朔の為だ、と。

朔の為という言葉が、朔は引っかかりました。

戻ってきた警察官が、家庭内の揉め事には介入できないことを告げました。

朔は目を剝きました。

一方、母親は平然としています。

母親は血だらけで、部屋には血が飛び散り、父親の手には殴った痕と返り血。

床には物が散乱しています。

誰が見てもDVだと分かるはずなのに・・・。

朔は納得できません。

父さんを裁いてと朔は訴え、大粒の涙を零しました。

その直後、ピーという、ご飯が炊けた音がしました。

すると、母親はいつものように晩ご飯を作ろうとします。

母親は朔に微笑みかけ、早く来るように言いました。

自分が子供のせいで何もできないのではなく、母親が変わろうとしないから。

朔はそのことを理解し、空笑いし、放っておくことに決めます。

夜、カラオケ屋。

同級生の女子が、両耳にピアスをした朔の太ももに手を置き、自分の家に誘いました。

今日は両親が居ないから、と。

朔の家は親が厳しいから無理だと男子が言ったので、その女子は不満の声を上げました。

朔は誘いを受け入れました。

家のことはどうでもいいから、と呟きながら・・・。

⇒「ニドメの共犯」32話のネタバレに続きます

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