「マンガボックス」で連載中の「にぶんのいち夫婦」(夏川ゆきの先生・黒沢明世先生)56話と57話(分冊版29巻)のネタバレと感想をご紹介します。
※文字のみのネタバレですが、内容を知りたくない人は注意してください!
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にぶんのいち夫婦 ネタバレ56話
会社でパソコン作業をする和真がいます。
時計が18時になったのを確認すると、帰る支度を始めます。
そこへ高梨が顔を出します。
高梨から気になる和バルがあるから飲みに行かないかと誘われて、野暮用があるからと断る和真。
会社を出て、誰も来なさそうなビルの間から電話をかけます。
相手は文の母でした。義母は職場でお弁当を広げたところでした。
どうやら和真は義母に毎日電話をかけ、文の様子を窺っているようでした。
今日こそは文に会えないかと打診しますが、義母はまだ早い、と言います。
義母は、ただ待つだけの和真は辛いだろうけど、我慢の時だと言い、和真は文がこれまで自分を信じて待っていてくれた気持ちを考えると、自分の辛さなんてまだ全然甘いものだと自責します。
そろそろだと思った時に義母から連絡をするから、と言われ、和真はその時が来たら飛んでいくつもりでいました。
休憩時間中にお弁当を食べねばならない義母は電話を切ろうとしますが、和真が聞きたいことがある、と引き止めます。
文が、離婚すると言っていないか、と確認したかったのです。
義母は言ってない、と答えますが、和真は、もし文が離婚すると言ったとしても、自分は絶対に同意はできない、と伝えます。
自分のついた嘘や言い訳で、これまで文を苦しめてしまった償いはするけど、離婚だけは・・・と言うと、義母がいいんじゃ、と遮りました。
少し驚いた和真ですが、義母は別れたくないと必死な和真の姿を、そのまま文にぶつけてみればいいのだと言います。
義母は自分が離婚した時の話を少ししますが、返答に困る和真を見越してすぐに話を戻しました。
和真は文と一生一緒にいたいと義母に伝えますが、義母はそれが本音なら、そのまま文に伝えればいい、と助言しました。
母のアパートで一人、夕飯を作る気にならずに外出する文。
夜桜の下を散歩しながらキッチンカーを見つけて並びます。
テーブルと椅子も用意されていて、そこでトルティーヤを食べて帰ることにしました。
食べ始めたところに、大きなレトリバーがリードをぶらさげて一匹でやってきました。
和真の実家の犬と同じレトリバーに似てる、と思わず頭をなでていると、初老の男性が息を切らしながらやってきます。
隣のテーブルでコーヒータイムを取る男性。
レトリバーはお利口に傍らで座って見守っています。
賢い犬だと文が褒めると、男性は自分が歳だから、散歩中にコーヒーブレイクが必要だってことをこの犬は判っているのだ、と話します。
ずっと一緒にいるからわかるのではなく、毎日話をすること、言葉に出して話すことで、一緒に気持ちも伝わるのだと言いました。
気持ちが伝わったら、その時からその人は一人じゃなくなるし、一人じゃ出てこない考えも出てくる、と。
文は男性の話に、自分たち夫婦の問題を重ねて考えていました。
にぶんのいち夫婦 ネタバレ57話
翌朝早く目が覚めてしまった文。
冷蔵庫から水を取り出すと、夜勤明けの母が帰ってきました。
母は老人ホームで暴れる人や暴言を吐く人の話を始めます。
いずれ自分も歳をとることを考えると嫌になると言って、母はカバンからタバコを取り出しました。
文は母の顔をじっと見ていました。
タバコに火をつける前に箱に戻した母に、どうしたのか尋ねると、文とまともに話をするのは久しぶりだと思った、と言いました。
両親が離婚したあと、母と2人暮らしになった文は、当時は会話と言っても二言三言、しかもケンカ腰だったのを覚えていましたが、覚えていないふりをしました。
文は母に、最近父に会った話を聞きました。
文は少し前に電話で父と話したことを母に話します。
母は離婚した時のことを思い出して、自分がその時どう思っていたかを話し始めました。
当時高校3年だった文は、知らなかったことやそう感じなかったことがたくさんあり、母の口から聞かされて今知ることも多かったのです。
父の浮気が原因で離婚一択だった母は、あの時うわべだけで許したとしたら、傷ついた自分自身を裏切るような気がしてならなかった、と言います。
その気持ちが今の文が抱えている問題と重なり、心の中で共感する文。
父が話し合おうとしつこかったとはいえ、きちんと話し合いをしたにも関わらず、どうして離婚に至ったのか、と聞く文。
何回目かの話し合いの中で、離婚したら親の介護はどうするんだ、と父が言ったのを聞いて、母は自分は妻ではなく「介護要員」だと扱われていると感じた、それで離婚した、と。
母は、今一人で歳をとっていくことに不安を感じることがあるようでした。
もしもあの時、離婚しなかったら、というよりも、相手に言いたいことをきちんと言いながら暮らしていたら、歳を取る中での不安や寂しさなんかは、抱かずにいたのだろう、と言いました。
夫婦は、どんなに一緒に暮らしていても、黙っていては気持ちは通じないし、ケンカになったとしても話はしないと、結局はお互いに孤独の中で、心がすさんで行くだけなのだ、と母に言われ、昨夜会ったレトリバーを連れた男性の言葉を思い出します。
そしてその言葉に思い浮かべるのはこれまでの自分と和真の姿でした。
母は、文も自分に似て不満があってもなんでもない顔して溜め込むことがある、と指摘し、ドキッとする文。
溜め込みすぎると本当の気持ちがわからなくなってしまう、と釘を刺されるのでした。
考え込んでいた文が、一言、自宅に戻ろうかと口にします。
いいんじゃと微笑む母に、なにか嬉しそうだと不服そうな文。
狭い部屋に大きな子に居候されるとね、と母に言われ、失礼だと言い返す文。
そういえばとバッグからお菓子を出して、全部持って帰って、と言う母に、田舎のおばちゃんみたいだと文が言うと、失礼なのはどっちだ、と言って二人で笑ってしまいます。
夜勤明けの母はもう寝るからと自室に向かい、文は母との話で、和真と話し合うことを決意します。
母は自室に戻るとすぐに和真に連絡を入れます。
朝の6時42分だと言うのに、メッセージは瞬時に既読マークが付き、そして次の瞬間、すぐに文を迎えに行くと返信が入り、それを見届けると安心して寝床に入る母でした・・・。
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にぶんのいち夫婦 56話・57話の感想
和真が毎晩のように連絡をとっているのが文のお母さんというところに驚きました。
でもお母さんは一番的確なアドバイスをくれる人のようで安心ですね。
和真が義理の母に向かって文への愛を口にするのが見ているこっちは恥ずかしくなるのだけど、それだけ必死で、とてもいいと思います。
信頼を取り戻すことはたやすいことではないけれど、どうすればいいのかは明言できない難しい問題。
でも文は、初老の男性との会話、それと母の離婚話を聞く中でヒントを見つけたようですね。
もどかしい二人ですが、和真の熱意はこの先どのように文に作用するのか、早く続きが読みたいです!
まとめ
「にぶんのいち夫婦」56話・57話(29巻)のネタバレと感想をご紹介しました♪
文字だけじゃ伝えられなかったところもたくさんあるので、気になった人はぜひ漫画を読んでみてください☆