月刊フラワーズで人気連載中の「ミステリと言う勿れ」(田村由美先生)21話(Episode2.5-3)のネタバレと感想をご紹介します。
※文字のみのネタバレですが、内容を知りたくない人は注意してください!
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ミステリと言う勿れ ネタバレ21話(Ep2.5-3)
今回の事件にも22年前の事件にも被害者たちの名前に漢字の十が入っていたことに気が付いた備前島(びぜんじま)刑事は猫田(ねこた)にもそのことを知らせます。
猫田の名前にも十が入っているからでしたが、猫田はいまいちピンときていません。
学芸員の辻さんの話を聞いたら戻ります。
川辺(かわべ)が後を追ったから合流してくれ、気をつけてな。
そう言って電話を切った備前島は猫田が喋った辻という苗字を不思議そうに呟きます。
それは22年前の最後の被害者とされる女性、辻十岐子と同じ苗字だったからです。
一方その頃、猫田は命の瀬戸際に立たされていました。
備前島刑事の電話を切ったあと、辻(つじ)浩増(ひろまさ)に指定されたミュージアムの裏口に向かったものの、辻が背を向けて何かを探しているところに出くわします。
コンタクトレンズを落としてしまったんです。
猫田はライトをかざしながら浩増が探している場所を照らしますが、すぐに違和感に気づきます。
昼はメガネをかけてましたよね?
直後、猫田に衝撃が襲いました。
見れば浩増だと思っていた人物は全く異なる顔立ちで、自身の腹部にはナイフが突き刺さっていたのです。
だれ!?
と叫ぶ猫田はとっさに爪で犯人を引っかいて応戦するものの、腹部からの出血のせいで立っていられません。
足から力が抜けていくでしょ?
とさとしてくる犯人に猫田は力を振り絞って尋ね、犯人はそれに応じます。
あんたは誰、辻さんはどこ?
僕が辻だよ、辻浩増だ。
コーマとも呼ばれていると付け足しながら、繊維植物の黄麻にかけていることを告げて浩増は断言します。
僕が羽喰(はぐい)十斗(ジュート)だ。
浩増もとい十斗は自分が羽喰玄斗(げんと)の息子であるとも名乗りつつ、警察に対する文句を猫田にぶつけました。
警察は何もわかっていない、元刑事が父を殺して埋めているのに何もわかっていない!
それは整が出会った元刑事の老人が関わった事件の真相ですが、その事件の手がかりすら知らない猫田は困惑するのみです。
しかし冷静な判断力は失われておらず、備前島にこっそり連絡しようとするものの、それを見抜いた十斗によって蹴飛ばされてしまいます。
人を殺していないあなたには太刀打ちできないよ。
男にも十っていう漢字が入っているのに、殺しに言い訳するな。
といって猫田は噛みつくものの、意識は危うい状態です。
十斗がその場を離れても身動きできない猫田をホームレスの加藤(かとう)が見かけたものの、彼は何も言わずそのまま立ち去ります。
万事休すかと思われましたが、猫田が十斗が触れようとした瞬間に自分と十斗の手首にかけた手錠で事態が大きく変わりました。
ようやくミュージアムの到着した川辺が裏口の惨状に青ざめながらも勇気を振り絞って備前島に助けを乞い、我路に同行した乙矢(オトヤ)が持参したルアーで十斗の手を拘束します。
態勢を崩され、猫田から引きはがされた十斗の前に割り込んだのは我路でした。
実は我路はホームレスの猫として見かけたトランクを運ぶ少女の歩き方と浩増がワゴンを推していったときの歩き方が酷似していたとに気づき、話を聞きにやってきたのです。
けれど十斗は我路の表情を見て、落ち着いたように語りかけてきます。
あなたは人を殺したんだーーー。
人じゃなかった。と即座に我路は静かに、けれど確かな口調で否定します。
我路の脳裏には罪に問われないと知ったとたん、拉致したバスの運転手の身勝手な言い分が浮かびました。
しかしそれよりも大事なことは我路たちが探していた人物・ジュートが見つかったことです。
猫田の応急処置は甲矢(ハヤト)に任せ、我路は猫田が口に隠していた手錠の鍵を見つけて十斗の拘束を解きます。
そのまま我路たちと十斗は横浜の闇に消え、遅れてやってきた備前島たちは猫田を緊急搬送し、残っていた川辺の証言をもとに消えていった4人の捜索に取りかかりました。
けれども我路たちは戻ったクルーザーで海上に逃げており、連れてきた十斗の話に耳を傾けていました。
警察は知りませんでしたが、浩増こと十斗は22年前に殺された被害者と羽喰玄斗との間に生まれた子供でした。
十斗の語る玄斗は殺人鬼らしく歪でありながらも、十斗を愛して育んでいましたが、22年前に突然母親と十斗のもとに現れなくなります。
隠れ家にも帰ってこないこと、また最後に殺した被害者の女性の名前に十が入っていないことから十斗は違和感を抱いていました。
その違和感の答えを得たのは仕事でも友人でも親しい寄木細工の作者・月岡(つきおか)桂(かつら)が住む箱根に足を運んだときです。
そこで十斗は最後の事件で負傷した元刑事を見かけ、彼が別荘に花壇を眺めている姿を知った十斗はその花壇を掘り起こすと白骨死体がありました。
あの白骨体には父が持っていたチェーンと財布、僕が渡したお守りがありました。
父は殺されていたんです。
でも見つけたものの、不法侵入した僕が通報したところで怪しまれる。
だから匿名で警察に何度も投書で知らせましたが、相手にしてくれなかった。
このままでは父の死は誰にも分からない、だから世間に父のことを思い出してもらうために事件を起こしたんです。
それが十斗が4人の女性を殺した動機でした。
横浜で起こった事件について耳にした我路は姉の愛珠(アンジュ)との関係を尋ねたところ、十斗はあの日愛珠と会う約束をしていました。
それは愛珠が殺してほしいと頼まれたからですが、結局発作を起こした愛珠が約束の場所に降りることができず、結局バスの運転手に殺されたというわけです。
他にも月岡や自分との愛珠の関係を打ち明ける十斗でしたが、そこで我路が待ったをかけます。
話が抜けていない?
我路は十斗が殺人に至った経緯がどこか不自然だと伝えるものの、十斗は殺してくれとせがんだ母親を殺した自分だからと否定します。
するとカウンセラーの話になり、十斗曰く母親を殺してから診てくれた先生を愛珠にも紹介したと言いました。
名前は鳴子(なるこ)巽(たつみ)、先生からもらったというラピスラズリの指輪を自慢げに我路たちに見せる十斗は眠たげです。
実は我路は十斗に差し出した飲み物に睡眠薬を持っていました。
あなたのことは警察に引き渡すよ。
何で?
あんなに明るくていい娘を殺したうえに無差別連続殺人なんて不愉快だからだ。
と我路が言い放った頃にはすでに十斗は夢の中です。
聞きたいことを聞けた我路たちは十斗を港に降ろし、十斗が持っていた指輪は頂戴して月岡という寄木細工の作者に会いに行くために箱根へと向かいました。
十斗を確保したことで我路たちが海に逃げていると知った備前島は今度は逃がさないと闘志を燃やすものの、すでに我路たちは月岡の工房を訪ねていたところでした。
月岡は我路が愛珠の弟だと知ると涙を浮かべてハグしてくれます。
大変でしたね、と涙ぐむ月岡が語った愛珠もまた我路たちが知る愛珠とはかけ離れた姿でした。
上品で優しく、寄木細工の製作を見守っていた愛珠さんと付き合っていると思っていました。
でもいつの頃からか、愛珠さんはどんどん不安定になっていきました。
そこでいっしょに暮らしませんかと提案しましたが、それから会いに来なくなり、嫌われたと思った矢先に事件を知りました。
そう語る月岡に悪意などはありません。
我路は月岡を信じ、最期を迎える直前に優しいひと時を過ごせていたことに涙を流します。
話が一通り済むと、月岡は我路たちが持ってきた寄木細工の箱の仕掛けをあっという間に解いていき、中に入っていたものを出してみせました。
それは銀の指輪で、山羊座のマークが入っています。
月岡曰く、先生からもらったそうですが、愛珠は金属アレルギーがあるので箱に入れたのではないかと言いました。
実は十斗の指輪にも星座のマークがあり、そのことが我路たちにある可能性を考えさせます。
十斗も愛珠も誘導されたのではないか?
一方その頃意識が回復した猫田は備前島から事件のあらましを聞いていました。
十斗の犯行動機や玄斗の死体が発見されたこと、そして川辺の近況など知らせてくれるものの、猫田は心あらずな状態です。
どうした?
いえ、親しくなれたと思って世話を焼いていたつもりでしたがそれは驕りでした。
猫田の心には去っていく加藤の後ろ姿が離れられないようです。
事件が終わり、束の間解放された我路は十斗の指輪を整に送ることを提案します。
乙矢は嫌な顔をし、甲矢は病院に入院しているぞと伝えると我路はにこやかに笑うのでしたーーー。
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ミステリと言う勿れ21話の感想
横浜の事件の謎解きがされてスッキリしたものの、謎が謎を呼んだ回でした。
我路が指摘したように特定の犯人たちはある段階が抜けていますよね。
もしもそれが人為的なものだとしたら、どんなモリアーティだ!と唸りそうになりました。
それはそれとして、我路くんがお姉さんの愛珠さんが優しい時間を過ごせたことを知って涙を流せて何だかホッとしました。
我路くんたちのターンはまだまだ続きそうですが、どうか二度と血で両手を濡らしてほしくないです。
あと横浜の刑事たちの関係がいい味をしていて好きです。
猫田さんのことも気がかりなので、横浜の刑事たちはもう一度登場してほしいと思いました。
さて、次は新章となるのでしょうか?
楽しみです♪
まとめ
「ミステリと言う勿れ」21話のネタバレと感想をご紹介しました♪
文字だけじゃ伝えられなかったところもたくさんあるので、気になった人はぜひ漫画を読んでみてください☆