月刊フラワーズで人気連載中の「ミステリと言う勿れ」(田村由美先生)16話(Episode8-3)のネタバレと感想をご紹介します。
※文字のみのネタバレですが、内容を知りたくない人は注意してください!
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ミステリと言う勿れ ネタバレ16話(Ep8-3)「淡雪と消える」
この母親と再婚相手の家はアパートなんだよ。
他の人に迷惑をかけるわけにはいかないから、こういった場所に連れてきて燃やすんだ。
お前も怪しいからさ、悪いけど燃えてくれ。
そう告げてくる下戸(おりと)陸太(りくた)に羽交い絞めにされた久能(くのう)整(ととのう)は何とか逃げようともがきますが、上手くいきません。
陸太がガムテープを持ち出して本格的に拘束しようとした矢先、突如整の携帯電話が鳴り響きます。
思わず陸太は整の携帯電話を取り出したところ、それにつけられていたライカのオーナメントを目にして悲鳴を上げました。
ライカが贈ってくれたオーナメントの色は陸太を苦しめる赤色だったからです。
おかげで陸太から離れられた整は命からがら、自分の携帯電話を持って倉庫の外へと逃げ出せます。
そして息を整えると、倉庫の中で痛みにうずくまる陸太に問いかけました。
陸さん、あなたが赤色に苦しむようになったのはご両親が火事で死んだからじゃないですか。
僕がシャチと拷問の話をしたとき、あなたはどちらにも同じ反応をしましたね。
それはあなたがどちらも自分のことを言われたからだと思ったからじゃないですか。
あなたが、炎の天使ですか。
違う、と力強く陸太は否定します。
それを聞いた整は陸太が度々話していた先輩が炎の天使だと思い、倉庫にあったトマト缶を見せつけながら会わせてくれと頼みました。
赤色を使って脅されたこともあり、陸太は予定を変更して整の処分を先輩に任せることにします。
病院を去る直前、整は携帯電話の着歴や倉庫に閉じ込められた女の子の親たちのこと、また紛失したライカのオーナメントのことをチェックしました。
いよいよ陸太の案内で先輩のもとへ行こうとした直前、ふと陸太は整に言います。
お前、あいつらのことを助けて通報とかしないのか。
それに対して整は何も言いませんでした。
そうして整が案内されたのは倉庫だとは思えないきらびやかな部屋で、そこにいた猫を抱いた先輩こと井原(いはら)香音人(かねと)が出迎えてくれます。
部屋のあちこちを見渡す整を香音人は歓迎し、3人はソファに座って向かい合いました。
そこでまず語られたのは香音人が何故炎の天使になったのかという経緯です。
香音人は母子家庭でしたが、その母親は父親と離婚してから香音人を歪んだ感情の捌け口にしていました。
偏愛と虐待が繰り返される日々、しかしそれはお香をたしなんでいた母親の香炉の炭が偶然畳に転がったことによって終わりを迎えます。
その時の解放感が忘れられず、虐待されている子供を助ける炎の天使を始めたと言いました。
香音人を引き取った父親は香音人を倉庫に閉じ込めていない者として扱っていることも相まって、自身の生活も炎の天使としての活動は快適だそうです。
陸太もまた香音人の活動により助けられた子供の1人で、その当時のことを語りますが、そこで整が口を挟みました。
子供に決めさせたんですか。
あのまま何もしなければ殺されていた!
と叫ぶ陸太は両親を燃やした炎を思い出し、静かに涙を流します。
それを見た整は陸太が赤色を痛みに置き換えてしまう体質を抱えて生きていくことを虐待と評しました。
すぐさま否定しようとする陸太でしたが、香音人はそれを制しておもむろに話し始めます。
だから僕は去年会いに行ったんだ、僕が助けた子供の1人にね。
同時刻、大隣(おおとなり)警察署の刑事こと池本(いけもと)・青砥(あおと)・風呂光(ふろみつ)たちは例のサイトの管理人に聞き取りをしていました。
管理人の名前は鷲見(すみ)翼(つばさ)、高校生の少年です。
鷲見が洗濯物をしたいというので場所をコインランドリーに移しましたが、鷲見は刺々しい口調で刑事たちを突き放します。
炎の天使のアゲているサイトをやってて何か罪になります?
ならない、という青砥の断言を言質としたのか、鷲見は自分が知っている炎の天使のことを証言し始めます。
自分が虐待されていたことや炎の天使を頼ったこと、去年炎の天使と会ったことやその時に自分たちが罪悪感に苦しんでいることを話したものの、香音人を炎の天使だとは認めませんでした。
オレはな、恥知らずじゃないんだ。
本当に天使が実在していることに刑事たちはさっそく天使と接触した子供たちに会いに行こうとしたものの、池本の様子がおかしいことに気づきます。
実は鷲見に聞き込みしている時も携帯電話をしていた池本でしたが、その着信は整で、向こう側の会話が変なことが気になって耳を傾けていたのです。
その頃ライカはライカで、整に贈ったオーナメントを見つけたことから倉庫に閉じ込められた両親を見つけ、2人から整に起こった出来事と向かった先を知りました。
関係者が整に意識を向けるなか、整がいる部屋では香音人が泣いています。
助けたと思っていた子供たちが逆に罪悪感に苦しみ、その後の人生で破滅してしまった子もいると知った香音人はもう天使はできないと呟きました。
しかしそれに対し、陸太は否と答えます。
ダメです香音人さん、苦しんでいる子供たちを助けましょう。
喉を張り上げて説得しようとする陸太を見て、整は言いました。
だから香音人さんを殺したんですね、陸さん、とーーー。
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ミステリと言う勿れ16話の感想
ずばり、しんどい回でした。
虐待を題材にしている以上、子供が親にいじめられる描写は避けられませんが、それ以上に香音人が救った子供たちのその後の人生が散々だったことが辛かったです。
そりゃそう思うのは当然なんですけどね・・・。
結局のところ、香音人も子供達もやり方を間違えてしまったんだと思います。
香音人の「助けたい」という気持ちも傲慢だったかもしれませんが間違いではないし、子供たちの「救われたい」という願いも間違いではありません。
ただ実行した手段は人を助けるものではなく、少なくとも香音人はまず人を救う術を学ぶべきだったと思いました。
やるせない話です。
それはそれとして最後の台詞は何なの、整くん!?
まとめ
「ミステリと言う勿れ」16話のネタバレと感想をご紹介しました♪
文字だけじゃ伝えられなかったところもたくさんあるので、気になった人はぜひ漫画を読んでみてください☆